※生理に関する情報が含まれます。もしご不快に感じる方は、お読みになるのをお控えください。
30代半ばになると、生理に関する悩みを周りからよく聞くようになります。
- 生理痛が以前よりひどくなってきた…
- ホルモンバランスの乱れなのか生理不順が続いてる…
- 不正出血が続いていて、病院に行った方がいいのか悩んでる…
生理の状況は一人ひとり異なりますが、多くの女性が共通して抱えている悩みです。
私もその中の一人でした・・・
「子宮内膜症のチョコレート嚢胞」が見つかったのです。
診断後、治療するか、それとも妊娠を目指すかという選択に悩みました。
いくつもの検査を受けた結果、最終的に「何もしない」、つまり現状維持の経過観察を選ぶことにしました。
このブログでは、なぜその選択に至ったのかを順を追って説明しています。
同じように悩んでいる方々の参考になれば幸いです。
子宮内膜症とは
子宮内膜症は、生理のときに子宮内膜が剥がれて出血する場所が、子宮以外の卵巣や卵管などにできてしまう病気です。生理の度に内膜が増え、血液がたまることで痛みや不妊を引き起こすことがあります。原因は不明ですが、女性ホルモンのバランスの乱れが関係していると考えられています。

私が診断されたのは「チョコレート嚢胞」です。
これは子宮内膜症の一種で、生理の度に卵巣に血液が溜まり、それが外に出られず袋状になります。時間が経つと血液が茶色のチョコレート色に変わるため、こう呼ばれています。
普段の生理について
まず、私の普段の生理についてお話ししますね。
私の生理は、特に軽いわけでも重いわけでもなく、一般的に「生理痛がある人」という認識でした。
- 月経周期|約28日
- 月経期間|10日間(比較的長め)
- 血の状態|基本的にサラサラ、血の塊はなし
- 出血の量|2〜3日目は多い日用ナプキン、それ以外は通常のナプキン
- 痛み・薬|生理1〜2日目に下腹部痛と腰のだるさがあり、鎮痛剤で緩和
数年に一度激しい生理痛があり、気になる症状が出た時は婦人科を受診していました。
最近では、2年前に婦人科を受診し、子宮・卵巣に異常はありませんでした。
激しい生理痛で近所の婦人科へ
今回、婦人科を受診したきっかけは、突然襲ってきた激しい生理痛でした。
まるで子宮がぎゅっと絞られるような耐え難い痛みがありました。
すぐに婦人科を受診し、内診台で経膣エコー検査を受けましたが、初回の診察では特に異常は見つかりませんでした。
しかし、翌々月に再び激しい生理痛があり、再度受診したところ、「子宮内膜症のチョコレート嚢胞」が見つかりました。
以下に、その時の卵巣の大きさと経過を記載します。
- 2024年4月|異常見つからず
- 2024年6月|右卵巣3.2cm
- 2024年7月|右卵巣3.7cm
- 2024年8月|右卵巣3.5cm
すべて経膣エコー検査での結果です。
卵巣のサイズは、おおよそ3〜4cmと言われていました。
子宮内膜症の治療について
子宮内膜症の治療で最も効果的とされるのは、「生理を止めること」です。
生理を止める主な方法は2つあります。
- 妊娠希望の場合:妊娠をして生理を止める方法
- 治療希望の場合:ピルを服用して生理を止める方法

子宮内膜症では、重症度よりも「妊娠を希望しているかどうか」が最も重要な要素となります。
妊娠と治療のどちらを希望されますか?
妊娠希望でお願いします!
ちょうどその頃、彼と「子どもが授かれたらいいな〜」と話していたので、「妊娠希望」を選択しました。
そこから基礎体温をつけ始め、タイミング法を試すなど、予想外に本格的な妊活がスタートしました。しかし、実際に妊活を始めてみると、意外にも妊娠は簡単にはいかないことが分かります。
救急車を呼ぶほどの激痛で別の婦人科へ
2024年8月、突然、激しい腹痛と肛門痛に襲われました。
あまりの痛さに、人生初の救急車を呼んでもらいました。
その時の状況や救急搬送時に持参した方が良いものについては、こちらの記事で詳しくまとめています。
当時は子宮内膜症が原因とは思わず、近くの救急病院へ搬送されました。
痛み止めの点滴を受けると、痛みはかなり軽減しました。
血液検査、尿検査、CT検査を行い、CT検査で卵巣の腫れが指摘されました。
しかし、搬送先の病院には婦人科がなかったため、自力での婦人科受診を勧められました。
救急車に乗ったのに、自力で婦人科に行くことに!笑
土曜日の夕方で、かかりつけの婦人科は診察が終了していました。
そこで、急遽探して見つけた別の婦人科を受診することに。
その結果、事態が進展します!!
新しい婦人科でも内診台で経膣エコー検査を受け、右卵巣の大きさが3.5cmであると告げられました。
子宮内膜症があることは確定です。
卵巣の状態を詳しく把握するために、MRIを撮りましょう!
そう言われ、あれよあれよという間にMRI検査へ。
これまで経膣エコー検査で確認された卵巣のサイズは約3〜4cmだったので、MRI検査でもその程度だろうと思っていました。
これまでの経膣エコー検査の結果は以下の通りです。
- 2024年4月|異常見つからず
- 2024年6月|右卵巣3.2cm
- 2024年7月|右卵巣3.7cm
- 2024年8月|右卵巣3.5cm
しかし、MRI検査の結果は・・・
チョコレート嚢胞 4.7cmでした!
私の卵巣は約3〜4cmではなく、約5cmもあったのです・・・!!!!
え?!めっちゃ大きい・・・
医師によると、エコー検査では境界線がぼやけてサイズが正確に分からないとのことです。一方、MRI検査では腫れている卵巣が白く映り、正確なサイズが確認できます。
MRI検査では腫れている部分の詳細も分かり、私の場合は血液が溜まったチョコレート嚢胞と診断されました。他の病気では血液以外に水、粘液、爪や髪の毛が溜まることもあります。
子宮内膜症の治療について
こちらの病院でも子宮内膜症の治療について話がありました。
妊娠は希望されてますか?
・・・妊娠と治療のどちらを希望されますか?

またこの質問です・・・!
そして、今回はこの選択により大きな病院への紹介の可能性が出てきたので、とても悩みました。
妊娠を希望する場合は、手術や不妊治療、出産を視野に入れ大きな病院へ紹介します。妊娠を希望しない場合は、当院でピルを処方し経過観察を続けます。
・・・ちょっと考えます。
家に帰り、夫と相談しました。妊娠できたらいいなと思って始めた妊活が、まさか大きな病院への紹介まで話が進むとは思っていなかったので、非常に動揺しました。
悩みに悩んだ結果、大きな病院へ紹介してもらうことにしました。
理由としては、今回救急車で搬送された経験から、大きな病院でかかりつけを作っておくことが安心だという結論に至りました。さらに、将来的に妊娠した際に出産まで一貫して見てもらえる安心感もあり、大きな病院を受診することに決めました。
いざ、大きな病院へ!!!
ここまで来たら方向性が決まるだろうと期待し、大きな病院へ向かいました。
やさしそうな年配の女性医師が担当医になり、ほっと一安心。
これまでの経緯を話し、毎度お馴染みの内診台で経膣エコー検査を受けた後、治療の話が始まりました。
医師から言われた内容は、以下の通りです。
- 現状であれば、卵巣が腫れていても妊娠することは可能です。
- 痛みが強い場合は手術を検討しても良いですが、手術を行うと正常な卵巣も傷つける可能性があるため、あまりおすすめはしていません。
- 妊活中に使用できるホルモン剤は基本的にありません。
- 漢方薬は飲んでも飲まなくてもどちらでも良いとされています。
- 妊娠を強く望んでいない場合、一旦治療を優先しても問題ありません(気持ちが固まってから不妊治療を始めても良いと思います)。
- 妊娠は早い方が良いですが、タイミング法を始めたばかりなので、もう少し継続してみても良いでしょう。
いろいろ説明を受けた後、最終的に再び聞かれたのは・・・
妊娠と治療のどちらを優先されますか?

・・・
毎回この質問をされると、気持ちが揺らいでしまいます。
治療したい気持ちと、妊娠の可能性をゼロにしたくない気持ちの間で揺れています。
一方で、体外受精までやる覚悟はまだ固まっていません。
自然に子どもを授かれたら嬉しいなと思っていましたが、授からなくてもその時はその時と考えていました。そのため、妊活に対して積極的になれない自分がいました。
・・・今できる検査をとりあえずしてみますか?
と言っていただき、「卵管造影検査」を受けることにしました。
卵管造影検査の詳細については、後日体験レポートとしてお届けしますね。
痛みが強かったものの、卵管造影検査を耐えた結果、異常は見つかりませんでした!
卵管は通っている!左の卵巣は正常!
右の卵巣は4.7cmと大きいけど現状はなんとかなりそう!!
ということで、しばらくは自然に任せることにし、「治療しない」選択をしました。
幸いにも激痛は数ヶ月に一度で、右卵巣のチクチクした痛みはたまにありますが、痛み止めで対応できています。今後、日常生活に支障が出るほどの痛みが続いた場合は、妊娠を諦めて治療に専念するつもりです。
卵巣のサイズが大きくなりすぎないよう、定期的に検査は受ける予定です。
いろいろな検査を受けてきましたが、あとは運に任せようと思います。
まとめ
子宮内膜症と診断され、治療と妊娠について悩んだ私の体験をお話ししました。
もし、あなたが同じ状況に直面したら、どのような選択をしますか?
- 妊娠を優先してステップアップを目指すのか
- 妊娠を希望しつつ現状維持を選ぶのか
- 治療を優先して妊娠の可能性を一旦見送るのか
- それとも別の道を選ぶのか
それぞれの選択に正解はありません。
重要なのは、自分自身の心と体と向き合い、後悔しない道を選ぶことです。周りの意見を参考にしながらも、最終的には自分の感覚を信じることが大切だと思います。
もし同じような悩みを抱えている方がいれば、ご自身にとって最善の道が見つかることを心より願っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
追記
半年後の2025年2月。
最終的に手術をすることにしました。
手術を決断した理由についてはこちらの記事にまとめています。
実際に手術した体験談はこちらの記事にまとめています。