子宮内膜症(チョコレート嚢胞)の手術・入院生活の体験談 – トミーの同棲

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子宮内膜症(チョコレート嚢胞)の手術・入院生活の体験談

チョコレート嚢胞「手術・入院生活」

※当サイトはプロモーションが含まれています

今回はチョコレート嚢胞の腹腔鏡手術と入院生活」についてご紹介します。

この記事はこんな人におすすめ

  • チョコレート嚢胞がある方
  • 腹腔鏡手術を予定している方
  • 実際の入院・手術体験を知りたい方

今後手術を控えている方々の参考になり、少しでも安心材料となれば幸いです。
また、私自身の記録としてもこの記事を残しておきます。

手術を決意するまで

私のチョコレート嚢胞は約6cmで、腹腔鏡手術を受けることになりました。

手術を決断するまでに、約1年間で5件の婦人科を受診し、最終的に不妊治療クリニックでセカンドオピニオンを受けた医師の助言をもとに、手術を決意しました。

その時の悩み葛藤などは、以下のブログで詳しくまとめています。

実際に手術を受けてみて、

  • チョコレート嚢胞の破裂・捻転を防げた
  • 悪性の可能性を否定できた(卵巣がんの可能性を排除)
  • 癒着を剥がし、卵管の通りを確認できた

様々なメリットを感じることができています。

いつ破裂するかと怯えながら過ごしていた日々を考えると、手術をして本当に良かったです!

実際の入院・手術の流れ

私は1週間の入院を予定しており、入院2日目に手術を受ける流れでした。
(結果的に術後の経過が良好だったため、1日早く退院することができました!)

入院期間のスケジュール

 

入院1日目(手術前日)

下剤を飲んで出しての繰り返し><

痛みレベル

  • 下剤の影響による朝の腹痛が激痛。腸が絞られるような鋭い痛み。
  • コップ1杯の下剤は軽い腹痛程度で、問題なく耐えられるレベル。
午前
  • 8:00 激しい腹痛で起床。寝る前に服用した下剤2錠が効き始める。(トイレ2回ほどで落ち着く)
  • 9:00 病院へ出発。朝食に制限はなく、コンビニのパンを食べながら車で向かう。
  • 10:00 産婦人科病棟に入院。受付を済ませて病室へ。
  • 10:10 病室に到着後、コップ1杯の下剤を服用。腹痛はそれほどひどくないものの、何度もトイレに行く。
午後
  • 12:00 昼食から病院食スタート(美味しい普通食)
  • 14:00 主治医・麻酔科医・薬剤師より手術の説明
  • 15:00 下剤1錠を服用(体が慣れたのか、もう何も出ない)
  • 16:00 剃毛(前から見える範囲はすべて剃られる)・へそ掃除(綿棒で強めにぐりぐりされる)
  • 17:00 シャワーを浴びる
  • 18:00 夕食は流動食(出汁が効いていて美味しさに感動)
  • 23:00 眠剤を飲んで就寝

 

下剤を飲んではトイレに行くの繰り返し。
脱水でかなり喉が渇くので、2Lのお茶を持って行くのがおすすめです!

入院2日目(手術当日)

どんどん進む処置、
手術にただ体を委ねるだけ

痛みレベル

  • 浣腸による脱水症状のような気持ち悪さがかなりしんどい
  • 手の甲に点滴の針を刺す時、一瞬だけ激痛
  • 安静にしていれば、ほぼ痛みを感じない。
  • 寝返りや体勢を変えるときに激痛が走る。
午前
  • 3:00 起床(緊張で夜中に目が覚める)
  • 10:00 胃薬を服用後、絶飲食開始
  • 10:15 浣腸(強烈な便意が何度も襲い、脱水気味に…これが一番しんどかった)
  • 10:30 手術着と弾性ストッキング着用
  • 11:00 点滴を手の甲に留置(痛み止めシールを貼ってから刺されるも痛い><)
午後
  • 12:30 旦那到着
  • 13:00 手術室へ自分の足で移動(家族は病室で待機)
  • 13:15 手術台に横たわり、血圧計と心電図を装着。マスクをつけ、点滴から麻酔が入り…その後の記憶なし。

 
 手術(約45分) 

手術内容

診断:右卵巣内膜症性嚢胞、子宮内膜症、付属器癒着
術式:腹腔鏡下右卵巣嚢腫摘出術・癒着剥離術・内膜症焼灼術
・右卵巣嚢胞は約6cmのサイズ
・手術前は卵管が詰まっていたが、摘出後に通過を確認
・左卵巣にも内膜症組織があり、焼灼処置を実施
・手術中の出血は少量

※手術終了後、家族へ説明がありました。

目が覚めると病室
  • 意識は朦朧としているが、耳だけはしっかり聞こえる
  • 声が枯れて出にくかったため、旦那にハンドサインで合図
  • 意識がはっきりした時、気持ち悪さがあったが30分ほどで落ち着く
術後の不安だった症状
  • 吐き気、嘔吐、寒気、発熱なし
  • 喉の痛み、違和感なし(麻酔が覚めた時だけ声枯れてました)
  • 尿カテーテルの痛み・違和感なし

想像していた痛みや副作用はなくて、びっくり!
手術時間が短かった分、術後の負担が軽かったのかもしれません。
ただ、夜になると情緒不安定になり、動悸と涙が止まらず…でも、翌朝にはすっかり回復しました!

入院3日目(手術後1日目)

もう歩ける?!管が外れて開放感

痛みレベル

  • 安静にしていれば、ほぼ痛みを感じない。
  • 寝返りや起き上がりなど、体勢を変えると激痛が走る。
  • トイレで下着を下ろす時、傷口に触れると痛む。
  • 歩く時、足の振動が傷口に響き少し痛む。
  • 背中を伸ばしたり前屈みにしても、あまり痛みなし。
午前
  • 6:00 起床(寝返りを打つと激痛。動かなければ痛みは気にならない。)
  • 7:00 絶飲食解禁(まずはお水を飲む。むせずに飲めた!)
  • 7:30 酸素・心電図モニターが外される
  • 8:00 朝食は5分粥(特に問題なく完食)
  • 10:00 看護師さんに見守られながら、立ち上がり、トイレまで歩く
  • 10:15 歩行に問題ないことが確認できたのでお着替え(シャワーができないのでタオルで拭く)
  • 10:30 尿道カテーテル抜去(抜く時に一瞬だけ激痛、その後は違和感なし)
  • 11:00 病室内での歩行が許可される。歩いてみると、足の振動が傷口に響き、少し歩くだけで疲れる。
午後
  • 12:00 昼食は7分粥(ご飯を半分残したが、おかずは完食)
  • 16:30 点滴抜去。以降、痛みは薬(ロキソニン)でコントロール
  • 17:30 手術結果の説明(写真付きでわかりやすい報告書を受け取る)
  • 18:00 夕食からは普通食。(問題なく完食!)
  • 19:00 洗顔できるほど回復、前屈みは痛みなし
  • 23:30 就寝(今回の入院期間中、唯一しっかり眠れた日)

 

痛みはあるけど、歩けるのが嬉しい!
起き上がりや寝返り時に強い痛みを感じるけど、全体的には順調に回復中。

入院4日目(手術後2日目)

順調な回復!想像以上に動けて驚き

痛みレベル

  • 安静にしていれば、ほぼ痛みを感じない。
  • 寝返りや起き上がりなど、体勢を変えると痛みが走る。激痛ではなくなる。
  • 歩く時、足の振動が傷口に響き少し痛む。
  • くしゃみする時に痛むものの、耐えられる程度。咳は問題なし。
  • 椅子に座っての作業はできるようになるが、長時間は難しい。
午前
  • 6:00 起床(寝返りや立ち上がり時が前日よりも楽に!)
  • 8:00 朝食(食欲が完全に戻り、みかんまで美味しく完食)
  • 10:00 退院日は決まっていないが、「退院のしおり」をもらったので熟読
  • 10:30 シャワー解禁(傷口は触るの怖いので、なんとなく洗う)
  • 11:00 産婦人科フロア内での歩行が許可される。少し疲れやすいため、部屋を出て廊下を歩いてはすぐ戻るを繰り返していた。
午後
  • 12:00 昼食(完食)
  • 14:00 暇すぎて雑誌読んだり、ドラマ見たり、ちぎり絵したり…
  • 18:00 夕食(完食)
  • 23:30 全然寝れないので、眠剤を飲んで就寝

 

時間が経つほど回復を実感!朝と夜でも体調に違いを感じるほど。
寝返りや立ち上がり時に痛みはありますが、全然耐えられます。くしゃみを3連発しても激痛はなく、耐えられる痛みでした。

そういえば、ガスの痛みについてですが…
お尻からガスが出たり、腸がぐるぐる動いたり、歩くと横隔膜あたりでポコポコ音がしたりと、ガスが抜けている感じでした。そのため、心配していたガスの痛みは特に感じませんでした!

※腹腔鏡手術では、視野を確保するためにガスが注入されます。そのため、ガスによる痛みや肩の痛みが現れることがあります。

入院5日目(手術後3日目)

順調すぎて、逆にヒマなのがつらい

痛みレベル

  • 安静にしていれば、ほぼ痛みを感じない。
  • 寝返りや起き上がりなど、体勢を変えると痛みが走る。激痛ではない。
  • 歩く時、足の振動が傷口に響いて痛むことがほぼなくなる。
  • パソコン作業は痛みなく問題なくできるが、体力低下により長時間は難しい。
午前
  • 6:00 起床(寝返りや立ち上がり時の痛みは前日と同じくらい)
  • 8:00 朝食(完食)
  • 9:00 便秘が続いていたので、便秘薬(酸化マグネシウム)を追加で処方される
  • 10:00 シャワーを浴びる(傷口は怖いけど、前日よりも恐怖感は減る)
  • 11:00 産婦人科フロア内を一周歩けた!達成感がすごい!
午後
  • 12:00 昼食(完食)
  • 14:00 暇すぎて、入院中の書類整理やアンケート記入で時間を潰す…
  • 15:00 旦那がお見舞いに来て、パソコンを持ってきてくれた!暇からの脱出
  • 16:30 退院前診察
    • 内診・エコー問題なし
    • 傷口のシール交換(おへその傷口が痛かった><)
    • 退院日確定(交渉して1日早く退院決定!)
  • 18:00 夕食(完食)

退院日が確定!予定より1日早く退院できることが決まりました!!!
暇を持て余してたので、本当に嬉しい。

この日から生理が始まり、通常の周期より1日遅れでスタート。
痛み止めを飲んでいたので、生理痛は感じることなく、出血量も通常通りでした。

入院6日目(手術後4日目)

ついに退院!!!

痛みレベル

  • 安静にしていれば、ほぼ痛みを感じない。
  • 寝返りや起き上がりなど、体勢を変えるときの痛みは軽くなる。
  • 問題なく歩くことはできるが、長距離は難しい。
  • 痛みよりも体力低下を痛感する。
  • 簡単な作業はできるが、細かい動作が多い家事を全部するのは不可能。
午前
  • 6:00 起床(寝返りや起き上がりの痛み軽減、おへその傷口の痛みの方が気になる)
  • 8:00 朝食(完食)
  • 10:00 旦那がお迎えに到着
  • 10:15 外来の会計窓口で精算し、退院準備
  • 10:30 精算が済んだことを看護師さんに伝え、退院手続き完了
  • 11:00 病院からタクシーで自宅へ帰宅
午後
  • 12:00 旦那が買ってきてくれたお弁当を食べる
  • 13:00 疲れと睡眠不足で爆睡、昼寝を3回ほど繰り返す
  • 19:00 夕食の準備。簡単な炒め物を作る(ご飯炊き、風呂掃除、洗濯は旦那が担当)
  • 20:00 シャワーを浴びる
  • 23:00 就寝

 

無事に家に帰れて心からホッとしました。
退院日の夜には生命保険の申請もできるくらい回復しました。
少しずつ体力を回復させていきたいと思います!

術後1週間が経過すると、痛みはかなり落ち着いてきます。
傷口を触る時や寝返りを打つ時に少し痛みや違和感がありますが、日常生活を少しずつ取り戻しています。
体力も少しずつ回復し、パソコン作業は半日ほどなら問題なくこなせるようになり、4,000歩程度なら無理なく歩けるようになりますよ。

まとめ

今回の手術・入院を振り返ってみると、あっという間に感じました。
手術前は不安でいろいろ調べていましたが、入院してしまえば、あとは流れに身を任せるだけです。

手術後の痛みは覚悟していましたが、それ以上に下剤や浣腸がつらかったです。
ただ、一瞬の痛みだったので、時間とともに記憶は薄れてきます。

術後の痛みについては、生理痛が強い方であれば、あまり心配しなくても大丈夫かなと思います。個人的な感覚ですが、過去の生理痛や救急搬送されたときのほうが、かなり痛かったです。

手術前は迷いもありましたが、チョコレート嚢胞の破裂・捻転リスクを防ぎ、卵管の通過確認もできたことで、今は「受けてよかった」と心から思います。

これから手術を控えている方々には、不安な気持ちがあるかと思いますが、自分が納得できる結果になることを願っています。心より応援しています。

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