こちらの体験談はあくまで一例です。採卵の結果や体調は個人によって異なります。参考程度にご覧ください。
今回は「採卵当日の流れと結果」について、私自身の体験をまとめます。
この記事はこんな人におすすめ
- 体外受精の採卵結果が気になっている方
- 採卵に向けて何か準備できることを知りたい方
- 採卵当日の流れを体験談で知りたい方
体外受精を決めてから、採卵に向けて毎日自己注射を打ち続けた日々。
「ちゃんと卵が採れるのか」「使える卵が1つでもあれば…」と不安を抱えながら迎えた採卵当日。
結果は、採卵10個、凍結7個、しかも全て4AA!
自分でも「奇跡じゃん!!!」と思いました。
今回はそのリアルな体験を記録します。
もくじ
採卵当日の様子
クリニックに着いてからは、流れるように準備が進みました。気づいたら手術台の上にいました。
手術台に上がった瞬間、こんな気持ちが出てきました。
「病気でもないのに、なんでこんなことしてるんだろう。怖い。」
頭では分かっていても、あの冷たい手術台の上ではそういう気持ちになるものです。
採卵は静脈麻酔で行いました。眠っている間に終わっていて、気づいたら処置は完了。
麻酔が覚めた後もぼーっとしていて、痛みもなく、「本当に採れたの?」と不思議な感覚でした。
しばらくはまっすぐ歩くのが難しかったですが、帰宅する頃には麻酔も抜けて回復。
採卵後はステーキを食べに行きました(笑)体調がびっくりするほど快調だったんです。
ただ、帰り道にずっと立っていると膣が痛くなることに気づきました。
電車を待っている間などが地味につらかったです。座っていれば大丈夫。
翌日には忘年会に参加するほど元気でしたが、長時間の立ちっぱなしは翌日もまだしんどかったです。
結果:採卵10個、凍結7個、全て4AA
採卵数は10個。
そのうち未熟卵と変性卵を除いた7個が受精・胚盤胞まで育ち、全て凍結できました。
しかも全て4AAという最高グレード。
結果を聞いたとき、正直「1つでも凍結できていれば…」と思っていたので、7個という数字に目が点になりました。
そんなことあるんだ。奇跡じゃん!!!
それと同時に感じたのは解放感でした。
7個凍結できたということは、保険適用の移植回数6回分の貯卵ができたということ。
もう採卵しなくていい。あの毎日の自己注射ともしばらくお別れ。その安堵感は想像以上でした。
でも同時に、こんな不安も頭をよぎりました。
卵がこれだけ育つ力があるなら、なんで1年半タイミングをとっても妊娠しなかったんだろう?
卵の質の問題じゃなかったとしたら、他に原因があるのか?
その答えは後の検査で分かることになりますが、この日だけはとにかく嬉しかったです。
嬉しすぎてメンタル崩壊、夫に八つ当たりした夜
夜、今まで張り詰めていた緊張の糸が切れて、わんわん泣きました。
嬉しいのか、疲れたのか、自分でもよく分からない涙でした。
夫に報告すると、一言。
採卵結果聞いてきよ!全て4AA(ドヤ!)
4AAってそんなにすごいの?
は?!……くそーーー!なんも勉強しとらんやん!
私ばっかりがんばってるーーー!!!
嬉しい報告と八つ当たりを同時にぶつけてしまいました(笑)
でも今となっては、あの夜に泣けてよかったと思っています。
ずっと気を張っていたぶん、感情が出るタイミングが必要でした。
私がやっていたこと(良かったかもしれないこと)
結果が良かった理由を断言することはできませんが、採卵前にやっていたことを正直に書きます。
不妊治療専門の鍼に通っていた
採卵の効果が出るには鍼治療を始めて3ヶ月が目安と言われていましたが、私が通い始めたのは採卵まで約2ヶ月前とギリギリでした。
効果があったかは正直わかりません。でも鍼に通っている間は生理痛が明らかに軽くなり、血流が良くなった感覚はありました。相性が良かったのかもしれません。
お酒は少し飲んでいた
採卵時期も完全に禁酒していたわけではなく、量は少なめにしつつ、ビールを飲むこともありました。
担当医にも確認していて、「少しなら飲んでも大丈夫」と言われていたので、無理に我慢しすぎてストレスを溜め込まないことも大切かなと思っています。
もちろん体の状態や治療方針によって違うと思うので、採卵時期にお酒を飲みたい場合は、必ず担当医に確認してみてくださいね。
ストレス発散を意識していた
暇があると不妊治療のことを考えてしまう性格なので、意識して舞台やお笑いライブを観に行っていました。
笑ったり感動したりすることで、頭を切り替える時間を作っていました。
夫の精子も元気だった
採卵当時、夫はものすごいストレスを抱えていましたが、精子の運動率は70%と問題なし。
ストレスと精子の質は必ずしも直結しないようです(笑)
やっていなかったこと(正直に)
良い結果が出たからといって、全部を完璧にやっていたわけではありません。
- 運動はほぼしていなかった(運動不足でした)
- 葉酸サプリはギリギリで飲み始めた(そもそも採卵には関係ないらしい)
「完璧にやらなきゃ」と思い詰めている方がいたら、少し肩の力を抜いてもいいかもしれません。
一番大事だったのはクリニック選び
結果を振り返ったとき、採卵してくれた担当医と胚培養士さんの腕が一番大きかったと感じています。
どんなに自分ががんばっても、クリニックの技術があってこそです。
私は福岡市プレコンセプションケアセンターでクリニックを紹介してもらったことが、良い出会いにつながりました。クリニック選びに迷っている方は、こういった相談窓口を活用してみるのもおすすめです。
まとめ
採卵10個・凍結7個・全て4AA。
この結果がすごいことは分かっていても、その夜は嬉しさと疲れで泣き崩れました。
完璧な準備をしていたわけでも、全てを犠牲にしていたわけでもありません。
それでもこんな結果になることがある、ということを残しておきたかったです。
同じ採卵を控えている方へ。不安な気持ちはよく分かります。でも、結果が出るまでは「自分を大事にすること」が一番の準備かもしれません。