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体外受精(採卵)前後のメンタル体験談|注射よりつらかったのは○○

体外受精(採卵)前後のメンタル体験談

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今回は、体外受精(採卵周期)でメンタルが揺れたポイントについて実体験ベースでまとめます。

この記事はこんな人におすすめ

  • これから体外受精を考えている方
  • 採卵前の注射や採卵が怖いと感じている方
  • 採卵周期のメンタルがどんな感じか知りたい方

体外受精と聞くと、「採卵が痛そう」「毎日の注射が怖い」と身体的な負担を想像する方が多いかもしれません。

ですが、実際に経験してみて感じたのは、身体よりも「メンタル」の方がずっとしんどい瞬間が多いということでした。

私にとって、注射よりもつらかったのは、ズバリ「決断する勇気」と「自分ではどうにもできない結果待ちの時間」です。

体外受精(採卵周期)でメンタルが揺れる7つのポイント

採卵周期に入ると、次のようなタイミングで心が揺さぶられます。

  1. 体外受精を決断する(最初にして最大の壁)
  2. 自己注射(自分のお腹に針を刺す抵抗感)
  3. 時間指定の注射(1時間の狂いも許されないプレッシャー)
  4. 頻繁な通院(2~3日に1度のスケジュール調整)
  5. 採卵数(取れるかどうか)の不安
  6. 採卵・術後の合併症(OHSS)への恐怖
  7. 採卵数・受精・胚盤胞到達・凍結の「結果待ち」の連続

さらに採卵後は、受精してくれるか、胚盤胞まで育つか、無事に凍結できるのか……。

体外受精は、自分の努力でどうにかできることもあれば、どうしても自分ではコントロールできないことも多い治療です。そして、その多くが「結果待ち」の連続。どうしても、不安と向き合う時間が増えてしまいます。

一番の山場は「体外受精を決断する時」だった

私にとって、体外受精へ進むための「決断」には、非常に大きなエネルギーが必要でした。

実は、最初から「何が何でも子どもが欲しい!」という強い意志があったわけではありません。チョコレート嚢胞の治療が目的で、「授かれたらラッキー」という、ある種ゆるやかな気持ちから始めた妊活だったからです。

だからこそ、ステップアップの重さに足がすくんでしまいました。

決断するまで、毎日泣いていました

いざ踏み切ろうとすると、いくつもの不安が押し寄せました。

  • 「そこまでして、本当に子どもが欲しいの?」
  • 「自分でお腹に注射なんて、本当にできるの?」
  • 「将来のお金や、仕事復帰はどうなる?」
  • 「夫は父親としてやっていける?(当時、夫は個人事業主で収入が不安定だったため)」

想像するだけで涙が止まらず、毎晩のように泣いていました

それでも「後悔」だけはしたくなかった

最終的に背中を押したのは、「将来の自分への責任」でした。
50歳、60歳になったとき、「あの時、やれることをやっておけばよかった」と後悔することだけは避けたかったのです。

「今、選べる選択肢があるなら、勇気を出して選ぼう」
そう自分を納得させ、一歩を踏み出しました。

また、長引く妊活の中で「そろそろ原因をはっきりさせたい」という気持ちもありました。
体外受精にステップアップすることで、受精障害なのか、その後の分割の問題なのかなど、「どこで妊娠が止まっているのか」がわかることもあるからです。

「わからない不安」を解消したいという思いも、大きな決断の理由となりました。

治療開始:毎日が怒涛のスケジュール

決断してからの日々は、それまでの悩みとは打って変わって、物理的な忙しさであっという間に過ぎていきました。

  • 月経3日目から始まる「毎日の自己注射」
  • 医療器具感の強い「シリンジ式の注射」
  • アラームに追われる「時間指定の注射」
  • 卵の成長を確認するための「頻繁な通院」

特にシリンジタイプの注射は、あまりの怖さに「もうやめようかな」と心が折れそうになったこともあります。
それでも、「ここまで頑張った注射を無駄にしたくない」という執念だけで自分を奮い立たせ、外出先のトイレで必死に打ったのも、今では忘れられない思い出です。

採卵当日:手術台でよぎった葛藤

採卵日前々日の注射は、1分の狂いも許されない完全な時間指定。
もし失敗して排卵してしまえば、これまでの努力がすべて白紙になります。

当日は、とにかく祈るような心地でクリニックへ向かいました。

  • 「排卵してしまっていませんように」
  • 「空砲じゃありませんように」
  • 「使える卵が取れますように」

そしていざ、手術台に上がった瞬間。一気に不安が押し寄せました。

「なんで病気じゃないのに、私はここにいるんだろう。怖い」

そんな思いが頭をよぎりましたが、手術自体は静脈麻酔のおかげで、眠っている間に無痛で終わりました

術後のふらつきや軽い痛みはあったものの、あの「決断前の精神的な地獄」に比べれば、身体的な負担は意外にも乗り越えられるものでした

結果待ち:自分ではどうすることもできない「空白の数日間」

採卵の翌日、震える手で受精確認の電話を入れました。結果は10個中7個が受精。
その瞬間はホッとしたものの、そこから本当の試練が始まりました。

  • 「1つでいいから胚盤胞になってほしい」
  • 「もし全滅だったら、またあの注射からやり直し?」
  • 「欲張りすぎるとダメになりそうで怖い……」

育ち具合は誰にも確認できず、ただ診察日を待つしかありません。
ふとした瞬間に卵のことを考えては、もどかしさで一日が長く感じられました。

凍結結果の日:人生最大の緊張感

ついに凍結結果を聞く日。
クリニックへの足取りは、これまでの人生で一番重かったです。

血の気が引き、倒れそうなほどの緊張。大学受験を経験していない私ですが、「合格発表を見に行く受験生はこんな気持ちなのかな」と思うほどでした。

そして、結果は——。

受精した7個すべてが胚盤胞になり、凍結成功(グレード4AA)。

その瞬間、喜びよりも先に「ああ、もう(注射を)がんばらなくていいんだ……」という、計り知れない安堵が押し寄せました。

終わりに:燃え尽きたあの日と、今の私

安心した反面、その後5日間ほどは糸が切れたようにメンタルが底まで落ちてしまいました。
家事も手につかず、ただただ泥のように眠る日々。

今思えば、極限の緊張から解放された「燃え尽き症候群」だったのだと思います。

数ヶ月経ち、驚くほど穏やかな日常を取り戻した今、あの時の自分に「本当に本当によくがんばった!」と心から声をかけてあげたいと思っています。

まとめ:これから採卵に臨む方へ伝えたいこと

体外受精は、ホルモンバランスの変化と、自分の力ではどうにもできない「結果待ち」の連続です。

これから採卵に臨む方に、実体験から伝えたいアドバイスは以下の2点です。

自分へのご褒美を、これでもかというくらい準備しておくこと
「終わったらこれを食べる」「これを買う」といった小さな楽しみが、心の支えになります。
実際に何か行動することで、不妊治療のことばかり考えてしまう頭を、少し休ませることもできます。

一人で抱え込まず、周りや専門家に頼ること
心が不安定になるのは、あなたが弱いからではありません。それだけ過酷な状況に向き合っている証拠です。
情報を取り入れるインプットだけでなく、気持ちを外に出すアウトプットも大切にして、心のバランスを整えていきましょう。

この記事が、今不安の中にいる方の心を少しでも軽くするきっかけになれば幸いです。

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