※こちらは私自身の体験談です。症状や経過、痛みの感じ方には個人差があり、病院によって処置の方針も異なります。あくまで一例として、参考程度にご覧ください。
今回は「子宮ポリープ手術と入院生活」についてご紹介します。
この記事はこんな人におすすめ
- 子宮ポリープの手術・入院を控えている方
- 子宮鏡手術を予定している方
- 実際の入院・手術体験を知りたい方
「手術」と聞くだけで、胸がぎゅっとなりますよね。
私の場合、手術が決まってから入院までの日々は、意外と淡々と過ごしていました。
でも、入院が近づくにつれて少しずつ実感が湧いてきて、直前になって急に不安が大きくなりました。
病院でもらう説明書には、手術や入院の流れは書かれています。
でも、「実際どうだった?」「痛みは?」「入院中は何をして過ごすの?」という患者目線のリアルな部分までは、なかなか分かりません。
そこでこの記事では、私が体験した入院から手術、退院までの流れを、できるだけリアルにまとめました。
これから同じ手術を受ける方にとって、少しでも「意外と大丈夫そう」と思えるきっかけになればうれしいです。
まずは、私の状況から
前提として、私の状況はこんな感じです。
- 手術:子宮鏡下子宮内膜ポリープ切除術
- 入院:2泊3日
- 麻酔:全身麻酔
- 前処置:なし
※子宮口を事前に広げる処置はありませんでした - 治療状況:不妊治療中(体外受精)
- 内服薬:手術までジェノゲストを内服
前処置の有無などは病院によって違うので、ここも「ひとつの例」として読んでくださいね。
なお、私は2025年にも子宮内膜症(チョコレート嚢胞)の腹腔鏡手術を受けています。
そのときの体験談は、こちらの記事にまとめています。
関連記事
子宮内膜症(チョコレート嚢胞)の手術・入院生活の体験談
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手術を決めるまで
私は昨年末から体外受精を進めています。
これまでに、4AAの胚盤胞を2回移植しましたが、どちらもうまくいきませんでした。
その過程で子宮内にポリープが見つかり、次の移植に進む前に取り除くことになりました。
子宮ポリープ(正式には子宮内膜ポリープ)は、着床の妨げになることがあるそうです。
手術の予約はすぐには取れず、実際に手術を受けるまでに3周期ほど経過しました。
実際の入院・手術の流れ
入院前日
まさかの下剤事件
入院前日の夜21時、下剤を2錠飲みました。飲んですぐは特に何も起こらず。
調べてみると「8〜10時間後に効く」とあったので、朝に効くタイプかな…とその日は就寝しました。
翌朝は入院の緊張もあって早起き。
洗濯などの家事をすませて、いざ出発というそのタイミングで、下剤がついに本気を出してきました。
最初は普通の便意でスッキリ。問題はそのあとでした。
病院へ向かう電車の中で、じわじわとお腹が…。
3回ほど波を耐えましたが、ついに限界。
途中下車してトイレへ駆け込みました。お腹を壊したときみたいに、見事に全部出た感じです(笑)
病院に着くころには腹痛もすっかり落ち着いていたので結果オーライ。
これから手術の方は、下剤が効くタイミングに少しだけ心の準備をしておくと安心かもしれません…!
下剤、効くタイミングが読めない……!
入院1日目(手術前日)
とにかく暇、そしてやる気ゼロ
病棟に案内されたあと、まずは身長・体重測定。
その後、病室へ向かいました。
夫も付き添ってくれましたが、病室には入れず。
それでも、病棟の近くまで一緒に来てくれただけで、とても心強かったです。
病室では、看護師さんから入院中の流れや注意事項について一通り説明を受けました。
このとき書類がとにかく多かったので、クリアファイルを1枚持っていくと便利だと思いました。
説明が終わったあとは、昼食を食べて、昼寝して、お菓子を食べて、シャワーを浴びて、スマホを見て、ひたすらゴロゴロ。
家ではじっとしていられないタイプなのに、入院した途端、まったくやる気が起きませんでした。
「入院中にブログをたくさん書くぞ!」なんて思っていたのに、いざ入院してみると、そんな気分にはまったくならず(笑)
緊張していたのか、体力を温存しようとしていたのか、ただ環境が違ったからなのか……。
理由はよく分かりませんが、とにかく何もする気が起きず、早くも病人モードになっていました(笑)
食事は18時の夕食を最後に、その後は絶食。
夜はバイタル測定がありました。
21時ごろからホットアイマスクをして横になりましたが、なかなか寝つけず。
結局、眠れたのは0時ごろでした。
入院2日目(手術当日)
絶飲食と書類の山
窓際のベッドだったので、朝日で5時半に自然と目が覚めました。
歯磨きをして、同室のマダムと少しおしゃべり。
朝のバイタル測定のあとは、主治医の先生が挨拶に来てくださったり、薬剤師さんから薬の説明があったりと、手術に向けた準備が少しずつ進んでいきました。
食事は前日18時以降が絶食、当日11時から絶飲食。
11時ごろ、手の甲に点滴用の麻酔シールを貼ってもらいました。
不安なことは、看護師さんに全部聞きました
不安なことは、遠慮せずに看護師さんへ質問しました。聞いておくと安心できたので、参考までに紹介します。
Q. 浣腸はありますか?
→ 今は基本的にやっていないとのことでした。
(※病院によります。私は以前、別の病院で腹腔鏡手術を受けたときは浣腸がありました。)
Q. 術後は痛いですか?
→ 点滴中は痛み止めで調整できて、そのあとも薬を出せるので、我慢せず伝えてくださいとのこと。
退院時の痛みも、生理痛くらいの人もいれば、ほとんど痛くない人もいるそうです。
ほかにも、ご飯や消灯、コンビニの時間など、生活面で気になることも全部聞いておきました。
不安なことは、遠慮せず看護師さんに聞いておいて本当に良かったです。
いよいよ手術へ
病室での準備は、血栓予防の靴下着用と点滴用テープのみ。
心配していた浣腸がなくて、ひそかにほっとしました(笑)
14時ごろ、手術室へ。
本人確認、手術内容の確認、同意書の確認をして、自分で手術台に上がります。
手術前で一番痛かったのは、なんと手の甲への点滴でした。
酸素マスクには少しむせましたが、麻酔薬が入るとあっという間に眠ってしまい、夢も見ないまま終了。
手術内容
今回受けた手術は、「子宮鏡下子宮内膜ポリープ切除術」です。
・手術時間は約10分
・シェーバーでポリープを除去
・ポリープは複数あり
・ポリープはきれいに除去できたとのこと
・手術中の出血は少量
・病理検査とCD138検査の結果は後日確認
※手術終了後、家族へ電話説明がありました。
術後|目が覚めてから
気がついたら、もう病室へ戻る途中でした。
心電図に酸素マスク、尿道カテーテル、膣ガーゼ…と体にいろいろついた状態で、寝たり起きたりを繰り返します。
看護師さんが何度もバイタルをチェックしてくれました。
麻酔から覚めて3時間経過した18時ごろ、起き上がる練習。
最初は吐き気が出て失敗し、30分休憩してから再チャレンジ。
無事に立てたので、尿道カテーテルを抜いてもらいました。
抜くときは一瞬チクッとするくらいです。
ただ、抜いたあとの最初の排尿が、今回いちばん痛かったです。
膀胱炎のようにしみましたが、3回目くらいからは痛みなくできました。
吐き気で夕食は食べられませんでしたが、21時ごろにようやくスマホを触る元気が出て、夫に連絡。
寝て起きてを繰り返すたびに、少しずつ元気になっていくのを実感しました。
夜中の1時ごろにはかなり回復していて、ちょうどワールドカップの時期だったこともあり、日本対ブラジル戦をスマホで見ながら応援していました。
一番心配だった痛みは…
一番心配していたのは、子宮や子宮口の痛みでした。
麻酔が切れ始めたころは、たしかに痛みがありました。
退院前にガーゼを取ったときも少し痛みました。
ただ、点滴から痛み止めと吐き気止めを追加してもらうと、かなり楽に。
安静にしていればほとんど痛みはなく、移動やトイレのときに少し痛むくらいでした。
痛み止めも吐き気止めも、我慢せずにお願いして本当に良かったです。
痛み止めも吐き気止めも、我慢せずにお願いして本当に良かったです。
入院3日目(退院日)
あっという間に退院日
朝6時半に起床。朝食は完食できて、吐き気もなし。ふらつきもかなり改善していました。
一人でトイレに行けて、歯磨きと洗顔も自分で。ただ、長く歩くとまだ疲れるので、こまめにベッドで休みました。
退院前の診察と、生活の許可
膣ガーゼを抜いてもらい、エコーとお腹のチェック。
ガーゼを抜いたあとの最初のトイレは、患部が少し痛みました。
気になることは医師に確認しました。私の場合は、こんな説明でした。
- シャワー:当日からOK
- 浴槽:1週間後
- マッサージ:1週間後
- 運動:1週間後
- 海水浴:2週間後
- 性行為:3〜4週間後
- 飲酒:当日からOK
- ジェノゲスト:手術のために内服していたため中止してOK
※これはあくまで私の主治医からの説明です。許可の内容は人によって違うので、必ず自分の主治医に確認してくださいね。
会計後、タクシーで帰宅
今回の入院・治療費について、2泊3日の入院で、自己負担は59,800円でした。
ちなみに、体外受精そのもの(採卵〜移植)にかかったお金は、こちらの記事に日付ごとの明細をまとめています。
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【実録】保険適用の体外受精、総額いくら?採卵〜移植までのリアルな費用を大公開
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退院後はまだ長い距離を歩くと疲れたので、平日で家族の迎えが難しかったこともあり、タクシーで帰宅。
これが結果的に大正解でした。無理せず帰れる手段を考えておくと安心です。
「歩ける」と「無理なく帰れる」は別でした。退院日はタクシーにして本当に良かったです。
退院後の様子
病院では一度も出血がなかったのですが、帰宅してから少量の出血がありました。
最初は少量だったのであまり気にしていなかったのですが、翌日には少し出血量が増えました。
不安だったので病院に電話したところ、「手術後の出血はよくあることなので、もう少し様子を見てください。量が増えたり、出血が翌日も続くようであれば、また電話してください」とのことでした。
腹痛などはありませんでしたが、体のだるさはありました。
退院して2日目には、なぜか全身が筋肉痛のような感じもありました。
入院や手術で、自分が思っている以上に体が疲れていたのかもしれません。
退院後に出血があり、不安だったので病院へ電話しました。
少しでも不安なときは、自己判断せず病院に確認してよかったと思います。
まとめ|これから手術を受けるあなたへ
最後に、手術前の自分に伝えたいことをまとめます。
- 不安なことは、看護師さんに遠慮なく聞いて大丈夫
- 痛み止めや吐き気止めは、我慢せずお願いして大丈夫
- 術後は「寝て起きて」を繰り返すうちに、少しずつ回復を実感できる
- 入院中、暇なのに何もやる気が起きないのは自然なこと
手術前は、本当に不安だと思います。
でも終わってみると、「思っていたより大丈夫だった」というのが正直な気持ちです。
この記事が、少しでもあなたの不安をやわらげるきっかけになればうれしいです。
※この記事は私個人の体験をまとめたものです。症状や治療方針は人によって異なります。判断に迷うことや不安なことは、必ず主治医にご相談ください。
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